【厳選】働く男が悩んだときに読む1冊

キャリア、資産、仕事、家庭、育児など、悩みは多くあるが、自分でどうにかかっこよく解決していくために、働く男が悩んだときに読む1冊をご紹介。

【新入社員〜3年目社員向け】仕事の基礎スキルを磨く

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仕事ができる人になりたい!

少なからず、新入社員の方や、2年目、3年目社員の方はこういったことを胸のどこかに秘めているのではないだろうか?

 

仕事ができる人とはどのような人をイメージしているか?

となると色々な意見が出てくるのではないだろうか?

・専門的な知識を持っている人

・人にはできないことができる人

・圧倒的なスピードと質の高いアウトプットを量産する人

などがよく聞く内容といったところであろうか。

 

今は天才、も昔は予備軍 

しかしながら、そういった仕事ができる人もよっぽどの天才でない限り、始めは新入社員であり、仕事ができるかもしれない人予備軍だったわけである。

そういう人たちが他者と比べ、ぐんぐん成長し、仕事ができる人と呼ばれるようになる背景には、やはり外してはいけない、持っておくべきベーススキルというのがかくれているのではないだろうか?

 

成長する人が持っているベーススキル(基礎スキル)とは?

結論から先に述べると、

1)聴く力

2)考える力

3)話す力

4)書く力

5)時間力

だと論じている仕事の「5力」をちょうど新人の頃に読んだこともあり、

今でも私は上記の5力が、新入社員がおさえておくべきベーススキルだと思っている。

 

コンピューターの5大装置

話は少し変わるが、コンピューターの初級教科書や情報工学といったなかで、

大抵出てくる、コンピューターの5大装置をご存知であろうか?

「入力装置」

・「記憶装置」

・「演算装置」

・「出力装置」

・「制御装置」

の5つである。

 

仕事のステップ

あらゆる仕事のステップを特大の大項目で区切り

”インプット”→”処理”→”アウトプット”と定義すると、

「入力」→「処理対応の記憶」→「演算」→「出力」、それら「全体の制御」というように、

まさにコンピューターの5大装置が仕事に必要なベーススキルと成りうる訳である。

 

ただ大抵の仕事の場合、コンピューターと違って、”処理”には”創意工夫”が求められるため、若干のアレンジが必要であろうと思う。

つまりは、

「入力」→「記憶や経験」×「アイデアや企画といった知恵」→「出力」、それら「全体の制御」

といったところであろうか。

そして上記をビジネスの現場に置き換えると、

「聴く」→「考える」→「書く or 話す」→「時間管理」

というステップとなるわけである。

 

仕事の5力

上記のステップをベースとすると

1)聴く力

2)考える力

3)話す力

4)書く力

5)時間力

が仕事のベーススキルとなるというわけである。

 

上記の解釈については本に記載されているわけではなく、

私が勝手にそう解釈しているだけであるので、もしかすると筆者の方からすると

少し違った意見であるかもしれないが、そこはご了承願いたい。

 

仕事ができる人の全体像

本で紹介されている内容で特に、なるほど!と思ったのは

冒頭で紹介されている京セラ名誉会長の稲森和夫氏が発案したとして紹介されている

「人生・仕事の方程式」とそれをベースに筆者がまとめられている「人財能力モデルの例」である。 

 

人生・仕事の結果の方程式

【人生・仕事の結果】=【考え方】×【熱意】×【能力】

 

人財能力モデルの例

【人財能力モデル(ピラミッド)】=(ピラミッドの下から順に)【考え方】【熱意】【基本的なスキル(5力)】【専門スキル】【マネジメントスキル】

 

しっかりした土台が大切

つまりは、”専門スキル”や”マネジメントスキル”の土台として”ベーススキル=仕事の5力”があると定義されているわけである。

結局のところ、やはり高度なスキルを身につけようと思うと、それだけしっかりした土台が必要であり、それが5力(聴く力、考える力、話す力、書く力、時間力)であるということである。

スラムダンクでいう、ドリブルやパスの練習など、”基礎が大事”と一緒である。)

 

”理解している”ではなく”実行している”が大切 

またこの本の面白いところは、”実行する”、”継続する”というところを究極に追求しており、概念だけでなく、それをどう実行するか、実行のためのフォーマットまで用意して書籍化されているので、本当に実用的だと思う。

 

新入社員でまず何から手を付けてよいかわからない、という方や、

2年目、3年目で専門知識をつけていきたいが、どうも仕事がうまくいっていない

という方には是非ともおススメしたい1冊だ。

 

仕事の「5力」